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2017年2月2日 の記事


最近、立て続けにねこやペットのことが取り上げられています。
今日は3つほどまとめてみました。

これは昨年11月のクローズアップ現代での多頭飼育崩壊という内容です。

多頭崩壊するのは3つの要素があります。
一つ目は、かわいそうという理由だけでむやみに引き取ることです。
ねこ屋敷だと近所から認識され置いていかれることもあります。
(放送にはでてきませんが数年前の町田の多頭崩壊がそうでした)
二つ目は、ねこの繁殖力の高さを知らずに、避妊去勢をしないまたはできない経済的理由です。
そもそものオスメスを分けるという管理すらできない。
三つ目は、怒られたり、とがめられたりすることがわかっているから
余計に相談しないという悪循環に陥ることです。
そうなる前に食い止める手段を知らない情報弱者でもあります。

人間の生活が破たん寸前まで追い詰められてやっと手をあげるのが多頭崩壊です。
もっと早い対処ができればねこも人も苦しまなくて済んだのにといつも思います。

こちらもクローズアップ現代の1月放送のものです。
これは主に職業ブリーダーとペットショップをむすぶ大量生産大量販売の問題です。
CMなどテレビのブームにのってコーギーが10年前に大量に繁殖され
病気の遺伝子をもつ子犬が大量に販売されてしまったという内容です。
いま、その遺伝子をもったコーギーたちが発病し犬も飼い主も苦しんでいるという
とてもつらい内容でした。
この問題を解決するにはただひとつ。
ペットショップでの生体販売をやめることです。
負の連鎖を産みださないことが一番です。
あるべき姿は健康な子犬や子猫をブリーダーが繁殖をして
直接販売することです。飼い主を選ぶのがブリーダー、
選ばないのがショップです。
そしてこの番組の最後にもでてきましたが
ブリーダーはその作りだした命を最後まで見届けることです。
飼主とずっとつながっていければブリーダーも成長することでしょう。

★最後は1/27の朝日新聞デジタルの記事です。
流通過程で死にゆくペットたちです。
記者の太田匡彦さんはずっとペットや殺処分のことを発信し続けている唯一の記者さんではないでしょうか。

以下一部抜粋

15年度は犬約69万1千匹、猫は約15万6千匹が販売・譲渡されていた。
15年度は、14年度より自治体に届出書を提出した事業所数が少ないが、
それでも14年度比で犬は約7万5千匹(12%)増、猫は約2万3千匹(17%)増で、
ペットブームが続く中、国内流通量は増加していることが分かった。

また、繁殖から小売りまでの流通過程での死亡数(死産は含まない)は犬1万9866匹、
猫は5088匹の計2万4954匹。14年度も死亡数は計2万3181匹で、両年度とも流通量の3%にのぼる。
これは環境省が09年にペット店を対象に調査した際の推計値の33倍にあたる。

全文を読むには会員登録が必要ですがだいたいこの内容でも
理解していただけるかと思います。
流通とはブリーダー→オークション→ペットショップという構図です。
この間の陸送のときに発生しているのです。

このような死をなくすのは流通をなくすことが一番です。
だれでもわかることですね。

命は飼い手と繁殖者が直接結びあうことがあるべき姿なはずです。
それを便利だからとか簡単に入手できるからということで
広げたからこんな事態になっているのです。
消費者も安易だったのです。
どうかみなさんペットショップからは購入しないでください。
みんなが買いにいかなければショップも販売をやめざるおえません。

純血種のペットたちは人間の都合と希望のために生まれてきます。
だからこそ人がきちんと管理しなければいけないのです。
その個体の全責任を負うことが飼い主の役割だと思うのです。
責任と愛情は両輪がそろってないと走れない車のようなものです。

ペットショップの経営者は飼い主の苦しみを知らないのです。
売るだけだから。
ペットショップに卸すブリーダーも飼い主の苦しみは知らないのです。
繁殖させるだけだから。

 

 

 

 

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